2021年ふりかえり

イベント情報,ふりかえり記事

今年買ってよかったものは食洗器と真空断熱マグ、作業時間の確保と環境の快適化に注力した氷上涼季です。
その割に捗ってないんじゃないかって? むしろそのおかげでどうにかここまでやれたのかもしれないじゃないですか!

不毛なたらればはこの辺にして、2021年の活動を振り返っていきます。



今年の目標

1:サイトのWordpress化、それに伴う引っ越し→OK
2:壮花の長編を出す→OK(『ヘルマプロディートスの縊死』)
3:なるべくいろいろな企画に参加する(できれば月1以上)→△

3、さすがに「月1」は無理でしたがやれる範囲で今までより積極的だったのではないかなと思います……

各月具体的な活動は以下のようになります。




【1月】
・サイト移転作業(前年から継続)→データを吹っ飛ばす:バックアップの重要性

【2月】
・300字SS「運想」(八名川為一/高葉ヶ丘)


【3月】
・300字SS「黒が劣勢」(永田慶太郎/高葉ヶ丘)


・同人誌『レオニちゃんと司くん』(プロセカ二次)実は表紙用紙の指定を間違えた:〆切に余裕を持つ
・イベント『ここがセカイの交差点』参加(プロセカ二次)
・イベント『Text Revolution EX2』終了


【4月】
・300字SS「生き止まり」(新田侑志/壮花)


・Book Base 小説コミュニティ参加(~6月)
・腎盂炎→もうちょっと点滴が遅かったら死んでいたかもしれないらしい:おかしいと思ったらすぐ病院へ


【5月】
・同人誌『ヘルマプロディートスの縊死』(小春野薫/壮花)発行


・同人誌『夏の青年アンソロジー』参加決定


・掌編『夜中にアイスを買う自由』(紺野雅伸×紺野未紅/高葉ヶ丘)


・掌編『面目』(森貞竜光+富島彩人/高葉ヶ丘)


【6月】
・長編『Evergreen』人物紹介(新田侑志他/高葉ヶ丘)追加


【7月】
・ワクチン1回目
・ジャンル迷子オンリーwebアンソロ『漂流』「多少なりともましな椅子へ」(桜原皓汰/高葉ヶ丘)寄稿


【8月】
・ワクチン2回目
・サイト・ブログ移転


【9月】
・短編『空論を廻す』(新田侑志+桜原皓汰/高葉ヶ丘)


・300字SS「虹よりも長く」(早瀬怜二+八名川為一/高葉ヶ丘)


・同人誌『夏の青年アンソロジー』原稿提出
・イベント『君とセカイを彩る歌を』参加(プロセカ二次)
・イベント『ジャンル迷子オンリー』参加


【10月】
・プロット用に銀座アンコーラでカスタム万年筆を購入:一緒に行った友達に「落としても誰のだかわかるレベル」と言わしめるほど「らしい」のをつくれてご満悦


【11月】
・300字SS「掬われない」(桜原太陽+藤谷美映子/高葉ヶ丘)


・イベント『紙本祭』参加
・長編『太陽と手を携えて』サイト再録(FE二次)


【12月】
・友人のサークル参加手伝い(リアルイベント)
・新刊『恋に向かない男たち』初稿終わり
・イベント『第三十四回文学フリマ東京(2022/05/29)』申し込み
・短編『留年旅行』(永田慶太郎+富島彩人/高葉ヶ丘)

思ったより細々書いてた。
しかし半月に1回、日記に「体調悪い」って書いてあるのをマジでどうにかした方がいい。



長くなっちゃってるけどもう少し今年の話させてね。

・「外」と「内」

今年は久々に「外」から与えられたお題に対して「内」から浮かんだものを書く……
ということを不定期に試みたのですが、
そうやって書いたものが実は「内」からの言葉ではなかった、
と気付けたのが今年の収穫でした。

例えば【りんご】という「外」部の呼びかけに【赤い】と応えるのは、常識として「外」から刷り込まれた反射に過ぎず、私の「内」的な経験から生じる連想ではない、というような感じ。
「外」からの矢印に私の個人的=「内」的な【色】をつけた言葉で返すためには
 → ←【 】―
逆向きの矢印の間に自分だけの【フィルター】をかませなければならない。
その【フィルター】は表層にはない。きちんと目を開けて、自分の「内」を潜らなければ見つからない。
それをサボって強烈にダサいことになっている作品があり死ぬほど恥ずかしいのですが、自戒のため隠さず公開してあります……どれだか気付いても黙っていてあげてね! 全部では? とか言わない!!

来年はもう一歩踏み込んで、「外」から来たものを「内」の信じる最適解で迎撃する、ぐらいの気構えでやってみたいです。爆発反応装甲かな?


・正直な活動報告

なんか去年、原価回収率を報告していたようなので今年も正直にぶっちゃけます。
多分【約50%】ぐらい……去年は【約40%】だったので大幅に上向いています。

考えられる理由としては
 1:出している冊数がそもそも少ない(昨年4冊に対して今年は1冊……え1冊?)
 2:イベントに積極的に出た
 3:『Evergreen』(計40万字上下巻)を出していない
最後のが一番デカい気がします……

まだ出ていないイベント(文フリ・男男感情)の参加費も含まれているので、純粋に今年だけだったらかなり楽に回せていたのではと思います。
なんだか奥歯にものが挟まった感じなのは、二次創作も同一の項目で計算していたため一次だけで計算し直そうとしたらよく分からなくなったからです。ばかじゃん

執筆のペースも落としていたので、新刊を出すのに予算を使い切ってしまいイベントで気になるご本に手が伸ばせない……ということも今年は少なかったように感じます。
拙サークルの本をお求めいただいた他、BOOSTで支援していただいたこともとても大きく、皆様のおかげで同人活動を持続可能なラインに乗せることができました。本当にありがとうございます。
同人誌の発行以外にも、サイトでの公開や企画への参加など、これからもさまざまなかたちで少しでも楽しんでいただけるよう、自由にいろいろ綴っていきたいと思っております。


・来年の予定

5/29 文学フリマ東京

6/4-5 男と男の巨大感情

に参加予定です。
新刊『恋に向かない男たち』を引っ提げていきます。
恋愛ではないが友情と呼ぶには重くてデカい感情を持ち合っている男たちの短編集です。
ご興味あればよろしくお願いいたします。



本年も大変お世話になりました。来年もまたお付き合いいただけましたら幸いです。
皆様よいお年をお迎えくださいませ。

2021.12.29. 氷上涼季