『空論を廻す』更新しました
最近箸置きとかコースターとか絶対に持ち歩かないものがよく消える。氷上です。
短編『空論を廻す』を更新しました。
極論すると「観念vs現実」みたいな話。
ちょこっと解説的なことを書きます。読了後推奨です。
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皓汰と侑志が考えをぶつけ合うだけの話でした。
皓汰は身近な人を喪った経験がないので、何度か生徒を喪ったことのある侑志と比べるとどうしても机上の意見になりがちです。
侑志も皓汰の背景を理解しているので、強くは反論していません(中学生を相手にしてイキリ理論武装に慣れているというのもあります)
あと本の海で生きてきた皓汰が突然「ハイス」とか言い出すのは多分親父のせいです。
皓汰の父親の勤務先が「神崎金属」であることを覚えてらした方はピンと来たかも?
作中で出てきた「侑志たちの作った本」は『Evergreen』です。
現実に同人誌として発行した2020年の初夏、侑志も作中で会場を借りて披露プチパーティをやる予定だったのですがこの状況なので中止になっています。
私は現物を『文学フリマ東京』で頒布予定でしたが参加辞退しました。
お祭り出たいね。
『Evergreen』はwebでも最後まで無料で読めます~↓
なお、『空論を廻す』は次の新刊『恋に向かない男たち(仮)』に収録予定です。
他の話も書け次第、webで公開していきます。
よろしくお願いしますー。